2007年07月24日
雨に西施がねぶの花♪
師匠のHP。
http://www1.odn.ne.jp/fuubantei-niwasi/saijiki37.html
合歓(ねむ)の花のお話。
合歓の花を有名にしたのは芭蕉でしょうネ。
【象潟や雨に西施がねぶの花 】
by松尾芭蕉
受け売りの受け売りでこの句の解説を生意気に。
<象潟や>の象潟(きさがた)とは、地名です。
http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/akita/ak11.html
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno27.htm
<雨に西施が>の西施(せいし)とは、女の人の名前です。
傾国の美女・・・・詳しくは↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%96%BD
<ねぶの花>のネブとは、合歓(ねむ)の花のことです。
http://www.jade.dti.ne.jp/tojin/fukkatu/fukkatu062/r06211.html
尊敬する司馬遼太郎がこの句について残した文章を引用します。
当時、詩歌の世界の美女の代表は西施であり、西施の悲運のもとはその美しさにあった。
と、西施伝説を述べたあと、司馬遼太郎は合歓(ねむ)の花について話している。
芭蕉は、この象潟にきて、合歓(ねむ)の花を見たらしい。
合歓の木は、日当たりのいい湿地を好んで自生するから、象潟にふさわしい。
夕方になると葉と葉をあわせて閉じ、睡眠運動をする。
このため日本語では眠(ねむ)または眠(ねぶ)の木と言い、漢語ではその連想がもっと色っぽい。
合歓という。
合歓とは、男女が共寝をすることである。
しかし芭蕉のこの季節は、ねむ(ねぶ)の木が花をつけるころで、花は羽毛に似、白に淡く紅をふくん
で、薄命の美女をおもわせる。
つかのまの合歓がかえって薄命を予感させるために、花はおぼろなほどにうつくしいのである。
芭蕉は、象潟というどこか悲しみを感じさせる水景に、
西施が凄絶なうつくしさを憂いを思い、それをねぶの色に託しつつ、
合歓という漢語をつかい、歴史をうごかしたエロテイシズムを表現した。
朝日出版社:「街道を行く」29:「秋田県散歩 四:合歓の花
なるほど・・・・で、アル。
そういう事か?
ま、一つの考え方ではあるが芭蕉のエロテイシズム。
芭蕉は俳聖ではアルが聖人ではない。
男色も好んだし女の愛人?もいたしで結構賑やかである。
俳聖などと呼ばれて・・・草葉の陰で芭蕉は・・・・違うって言っているのでは・・・。
ま、俳句を俳句として確立したのは事実でアルからイイんだけどサ。
長くナルのでこのへんで。
合歓の花でした。
http://www1.odn.ne.jp/fuubantei-niwasi/saijiki37.html
合歓(ねむ)の花のお話。
合歓の花を有名にしたのは芭蕉でしょうネ。
【象潟や雨に西施がねぶの花 】
by松尾芭蕉
受け売りの受け売りでこの句の解説を生意気に。
<象潟や>の象潟(きさがた)とは、地名です。
http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/akita/ak11.html
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno27.htm
<雨に西施が>の西施(せいし)とは、女の人の名前です。
傾国の美女・・・・詳しくは↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%96%BD
<ねぶの花>のネブとは、合歓(ねむ)の花のことです。
http://www.jade.dti.ne.jp/tojin/fukkatu/fukkatu062/r06211.html
尊敬する司馬遼太郎がこの句について残した文章を引用します。
当時、詩歌の世界の美女の代表は西施であり、西施の悲運のもとはその美しさにあった。
と、西施伝説を述べたあと、司馬遼太郎は合歓(ねむ)の花について話している。
芭蕉は、この象潟にきて、合歓(ねむ)の花を見たらしい。
合歓の木は、日当たりのいい湿地を好んで自生するから、象潟にふさわしい。
夕方になると葉と葉をあわせて閉じ、睡眠運動をする。
このため日本語では眠(ねむ)または眠(ねぶ)の木と言い、漢語ではその連想がもっと色っぽい。
合歓という。
合歓とは、男女が共寝をすることである。
しかし芭蕉のこの季節は、ねむ(ねぶ)の木が花をつけるころで、花は羽毛に似、白に淡く紅をふくん
で、薄命の美女をおもわせる。
つかのまの合歓がかえって薄命を予感させるために、花はおぼろなほどにうつくしいのである。
芭蕉は、象潟というどこか悲しみを感じさせる水景に、
西施が凄絶なうつくしさを憂いを思い、それをねぶの色に託しつつ、
合歓という漢語をつかい、歴史をうごかしたエロテイシズムを表現した。
朝日出版社:「街道を行く」29:「秋田県散歩 四:合歓の花
なるほど・・・・で、アル。
そういう事か?
ま、一つの考え方ではあるが芭蕉のエロテイシズム。
芭蕉は俳聖ではアルが聖人ではない。
男色も好んだし女の愛人?もいたしで結構賑やかである。
俳聖などと呼ばれて・・・草葉の陰で芭蕉は・・・・違うって言っているのでは・・・。
ま、俳句を俳句として確立したのは事実でアルからイイんだけどサ。
長くナルのでこのへんで。
合歓の花でした。
Posted by オグリン at 13:05│Comments(2)
この記事へのコメント
俳句って、すごいよね。
短いのに、いや短いからこそ?自分の中ですごく広がるもん・・
それを解説?する人もすごいけど。
あまり解説に頼ると、その広がりがまた狭くなったりする部分もあるけど。
それはそれで、ナルホドなのですが。
感覚派?な私は、表現力に乏しいので・・なんて書いたらいいか。
とほほ。
短いのに、いや短いからこそ?自分の中ですごく広がるもん・・
それを解説?する人もすごいけど。
あまり解説に頼ると、その広がりがまた狭くなったりする部分もあるけど。
それはそれで、ナルホドなのですが。
感覚派?な私は、表現力に乏しいので・・なんて書いたらいいか。
とほほ。
Posted by ぐり子 at 2007年07月24日 18:52
はい。
5・7・5に凝縮された宇宙?
確かに解説はウ~ンなんですがね。
よりよくわかって頂きたく・・・というか。
この句は特別。
一般的な?芭蕉の句は面倒ではナイですよ。
俳句も感覚デス。
5・7・5に凝縮された宇宙?
確かに解説はウ~ンなんですがね。
よりよくわかって頂きたく・・・というか。
この句は特別。
一般的な?芭蕉の句は面倒ではナイですよ。
俳句も感覚デス。
Posted by オグリン♪ at 2007年07月24日 20:36