美人薄命・・・夭折の女流俳人【石橋秀野】

オグリン

2009年09月26日 06:41

本日。
九月二十六日は。


秀野忌/ひでのき・・・・・・デス。
[1947年・9月26日]


俳人【石橋秀野】は。
戦時中、結核を発病して、五歳の娘を残して、38才の短い生涯を終えました。
(T_T)


美人だったんだって。






「短歌に斎藤史、俳句に石橋秀野あり」と賞賛されました。


なんと、和歌は与謝野晶子に、俳句は高浜虚子に学びました。
石田波郷の「鶴」に参加し、「鶴」を代表する女流俳人となりました。



没後、第一回川端茅舎賞(現代俳句賞)を授賞。


眦(まなじり)に紅決したる踊りかな

母と子に影冷えて来し風車

夏の月肺壊えつゝも眠るなる
   
短夜の看とり給ふも縁(えにし)かな
   
西日照りいのち無惨にありにけり


秀野、最後の句
【蝉時雨 子は担送車に 追ひつけず】

五歳の娘が母の名を呼び追いすがる。
担送車とは、重症患者を移送する車輪のついたベッド。
子供の泣き声と蝉時雨。
悲しい句デス(T_T) 



秀野忌の月をひとしづくと数ふ
橋本喜夫

秀野忌の秋冷触るる薔薇の白
西島麦南

秀野忌や秋の螢を病むといふ
石川桂郎


今夜は上弦の月♪



中秋の名月まで一週間ですね。



さてと。

本日。

仕事です♪