2009年12月28日
12/28【平兼盛/たいらのかねもり】忌日。
歌人、三十六歌仙の一人。
三十六歌仙はその名の通り36人なんだけど・・・。
有名人は【柿本人麻呂】【紀貫之】【大伴家持】【山部赤人】【在原業平】【小野小町】あたりか?
DE。
平兼盛/たいらのかねもり

生年不詳、990年(正暦元年)没。
享年80歳?
有名な歌は・・・。
「しのぶれど色にいでにけりわが恋は物や思ふと人のとふまで」
平兼盛と言えば。天徳内裏歌合(てんとくだいりうたあわせ)でしょう。
天徳4年3月30日村上天皇によって行われた有名な歌合。
話は、ガツンと逸れますが・・・・。
夢枕獏の小説で映画化もされた。

『陰陽師』
安倍晴明のパートナーとして平安時代きっての管絃の達人源博雅が登場しますが・・。
源博雅がこの天徳内裏歌合の講師として参加。
DE、歌を詠(えい)ずる役だったのですが、帝の前で超緊張し、出されていた歌題とは違う歌を読んでしまうという大失敗をしちゃいます。
これは、史実です。
源博雅は、実在した非常に面白い人物です。
安倍晴明と関わった史実は資料としてありませんが同時代の人物です。
お互いのお勤め先?が、カナリのご近所で、会ったことはアルかな?ッテ感じ???
博雅の作曲した雅楽の曲は今でも演奏されています。
安倍晴明と源博雅の話は長くなるので機会があればまたユックリ。
え~。
平兼盛にもどりまして。
m(_ _)m
カレの歌をいくつかご紹介。
わが宿の梅の立ち枝や見えつらむ思ひの外(ほか)に君が来ませる
世の中にうれしき物は思ふどち花見てすぐす心なりけり
荒れはてて月もとまらぬ我が宿に秋の木の葉を風ぞふきける
暮れてゆく秋の形見におくものは我が元結の霜にぞありける
恋の歌もオマケ。
恋ひそめし心をのみぞうらみつる人のつらさを我になしつつ
君恋ふと消えこそわたれ山河にうづまく水のみなわならねど
雅でゴジャリマス。
Posted by オグリン at 18:08│Comments(0)
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