2010年01月21日
1/21【久女忌/ひさじょき】
一月二十一日。
【谺(こだま)して山時鳥ほしいまま】
俳人、杉田久女/すぎたひさじょ・・・・の忌日デス。
(1890年~1946年)

高浜虚子に師事する。
昭和21年(1946年)没。
享年57歳。
【黛まどか】が、杉田久女に影響を受けで句作を始めたのは有名な話デス。
久女は、健康にも夫の愛にも恵まれず、最後は師である虚子にまで疎まれ・・・。
会からの理不尽な除籍をされ・・・・精神が犯されて不遇なまま亡くなりました。
性格ゆえ、との説もありますが・・・・可哀想です。
久女の生涯は多くの作家が小説に書いています。
【久女忌】
久女忌の空に瑕瑾(かきん)のなかりけり
黛まどか
凜々と雛の瞳並ぶ久女の忌
寺井谷子
久女忌の雪胸もとに露天風呂
後藤杜見子
久女忌の髪むらさきにしてみたき
姉崎蕗子
では、虚子が「清艶高華」と評した彼女の句を・・・。
紫陽花に秋冷いたる信濃かな
朝顔や濁り初めたる市の空
しろしろと花びらそりぬ月の菊
花衣(はなごろも)ぬぐや纏(まつ)わる紐(ひも)いろいろ
足袋(たび)つぐやノラともならず教師妻
谺して山時鳥ほしいまま
女性ならではの作句です。
素晴らしく美しいと思います。
【谺(こだま)して山時鳥ほしいまま】
俳人、杉田久女/すぎたひさじょ・・・・の忌日デス。
(1890年~1946年)

高浜虚子に師事する。
昭和21年(1946年)没。
享年57歳。
【黛まどか】が、杉田久女に影響を受けで句作を始めたのは有名な話デス。
久女は、健康にも夫の愛にも恵まれず、最後は師である虚子にまで疎まれ・・・。
会からの理不尽な除籍をされ・・・・精神が犯されて不遇なまま亡くなりました。
性格ゆえ、との説もありますが・・・・可哀想です。
久女の生涯は多くの作家が小説に書いています。
【久女忌】
久女忌の空に瑕瑾(かきん)のなかりけり
黛まどか
凜々と雛の瞳並ぶ久女の忌
寺井谷子
久女忌の雪胸もとに露天風呂
後藤杜見子
久女忌の髪むらさきにしてみたき
姉崎蕗子
では、虚子が「清艶高華」と評した彼女の句を・・・。
紫陽花に秋冷いたる信濃かな
朝顔や濁り初めたる市の空
しろしろと花びらそりぬ月の菊
花衣(はなごろも)ぬぐや纏(まつ)わる紐(ひも)いろいろ
足袋(たび)つぐやノラともならず教師妻
谺して山時鳥ほしいまま
女性ならではの作句です。
素晴らしく美しいと思います。
Posted by オグリン at 07:48│Comments(0)
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